笊ヶ岳ピークハントは過去3回チャレンジして悉く失敗しています。いずれも早川町の老平ルートだ。
この経緯をふまえて静岡市の椹島ルートを検討したところ、単独登山でも何とかなりそうなことが分かった。
　３泊４日(予備日１日)の登山計画を立てました。登れるところまで登って駄目だったら無理をせずに戻ろう
そんな腹積もりで山行きを敢行しました。結果は、予備日も使った３泊４日の超ゆっくりした山行きとなりました。

　1日目は、自宅を9：00に出て、大井川水系の畑薙第一ダム夏期臨時駐車場に14：43到着、15：00最終の東海フォレスト送迎バスに乗り、16：00椹島ロッジに到着しました。登山届は椹島ロッジの玄関ホール内に投函箱があったので投函しました。本日はこのロッジに宿泊します。
　2日目は、5：00からが朝食時間です。定刻通り朝食をとり5：45に椹島ロッジを出立して笊ヶ岳を目指しました。目標は笊ヶ岳山頂に到着し、山頂にてビバークする予定でした。しかし力量及ばず17：00山頂下でビバークすること(想定内のこと)になりました。ぐっすり寝込んで目が覚めたので、外に出たら新月に近いのでしょうか、漆黒の暗闇でした。そんな暗闇の中で甲府方面が明るく輝いていました。富士宮の富士山５合目の明かりも見えました。天空には星も輝いていました。このままいけば明日は素晴らしい展望が望めるかも知れない！！・・・こころ穏やかに再度の睡眠につきました。
　3日目は、4：30に起床。朝食をとって、5：45いざ頂上にむけて出発です。頂上では御来光を拝んで写真を撮っていると布引山方面から登山者が一人また一人とやってきました。此の２人(今回の山行きで出会ったのはこの二人のみ)は写真を撮って直ぐに下山してしまいました。私もそれを見習い早々に下山しました。ビバーク場所に戻りツェルトを撤去して、6：30椹島ロッジを目指して一路下山開始しました。下山するも14：00の最終バスに間に合わず（2時間30分も遅れて16：30に到着しました）、椹島ロッジに再度宿泊(想定内のこと)しました。
　4日目は、06：15始発バスに乗り畑薙第一ダム夏期臨時駐車場に送ってもらいました。07：10に臨時駐車場に到着、駐車しておいた自家用車で約５時間かけて12：30帰宅、課題だった笊ヶ岳山行きがかない無事に終了できました。

　今回の笊ヶ岳山行きが実現できたのは、過去三回の失敗があったからこそと思います。その時、同行して下さったＩ．Ａさん、Ｍ．Ｙさんには心より感謝しなければいけないと思っています。本当に有難うございました。今後も御指導賜れますよう宜しく願致します。
　なかでも中央市のＭ．Ｙさんは「笊ヶ岳登山」の先達として知人のＹ．Ｙさんを介してお願いした方です。1泊2日の予定を私の様子を見て、急遽2泊3日に変更して下さいました。且つ一日延長に伴い「山の神」から「広河原」まで降りていって「水の確保」をして頂きました。にも拘らず自分の体調不良からこれ以上迷惑は掛けられない。登頂断念がベストど判断してなくなく「撤退」を申し出た経緯があります。本当に迷惑をおかけいたしました。この場を借りて深謝申し上げる次第です。